今さら聞けないお茶のこと。知っているようで知らないお茶のことを分かりやすく解説!

茶葉はどうやって保存するの?

まとめ買いしたお茶の保存方法って困ってしまいますよね。

当園でも「秋の増量セール」や「新春セール」でまとめ買いをおすすめしておりますが、お茶の賞味期限は「約1年」。

長く保管できるからこそ、おいしい状態で保存しておく為に悩まれている方も多いはず。

今回はおすすめの「茶葉の保存方法」についてのお話です。

 


茶葉が苦手な環境とは?

乾物であるお茶は高温多湿の環境直射日光を嫌います。

保管の際にはできるだけ日の光を避け、空気に触れる機会を少なくすることが大切です。

茶葉が長時間光を浴びると、旨みのもとであるアミノ酸や、香りや色味の成分が変質してしまいます。

また、酸素に触れることで酸化が進み、茶葉の鮮やかな緑色は茶褐色に変わり、風味や味わいも損なわれてしまいます。

 


意外な落とし穴「ニオイ」

緑茶の茶葉には脱臭効果があることが知られています。

これは周囲のニオイを吸着する性質によるものですが、吸着したニオイは茶葉に残り、茶葉の香りに影響を与えます。

香りはお茶の味わいを構成する重要な要素であるため、香りが変化するとお茶の味そのものが変わってしまったように感じます。
 
「冷蔵庫で保存していたのに、常温で保管していたときよりおいしくない…」
 
という時は、冷蔵庫内のさまざまな食材のニオイに影響されて、茶葉の香りが変質してしまったのかもしれません。

 


緑茶の長期保存のポイントまとめ

お茶のおいしさを長く楽しむために、次のポイントを心がけましょう。

①光を避ける(遮光)
 → 紫外線や光は茶葉を劣化させます。透明容器は避けましょう。

②空気(酸素)を遮断(密閉
 → 長期保存の際は未開封のまま保管してください。開封後はなるべく空気と触れないようにして、早めに飲み切るのがおすすめ。

③湿気を避ける(乾燥状態を保つ)
 → 湿気はカビや細菌繁殖の原因になります。

④温度変化を避ける(なるべく低温で)
 → 高温の環境で保存すると成分が劣化し、寒暖差で結露ができやすくなります。

⑤ニオイを避ける(無臭の場所)
 → 周囲のニオイを吸って、香気と味わいが変化してしまいます。

 


冷蔵庫・冷凍庫で保管すれば安心?

茶葉にとって理想的なのは低温・遮光・密閉された環境。品質保持という点では、冷蔵庫・冷凍庫で保管していただくのは非常に効果的です。

しかし、冷蔵・冷凍保存にもいくつか注意しなければならないことがあります。

 
【ニオイ移り】

冷蔵庫・冷凍庫にはさまざまな食品が保存されているため、茶葉がニオイを吸着してしまうことがあります。
茶袋は未開封の状態で、ニオイの強い食品とは離して保存しましょう。

庫内のニオイが気になる場合は、冷蔵庫以外での保管もご検討ください。

 
【結露】

窒素充填された未開封の茶袋はそのまま冷蔵庫・冷凍庫で保管することができます。

ただし、冷えたまま袋を開封すると、室内の湿った空気が袋の中に入り込み、冷えた茶葉に触れることで結露が発生することがあります。

結露によって茶葉が湿気を吸うと、香りや風味が損なわれ、品質の低下につながる原因となります。

 
◎冷蔵・冷凍保存が必ずしも最適とは限りません。ご家庭の保存環境によっては、湿気やニオイの少ない冷暗所で保管した方が、おいしくお召し上がりいただける場合もあります。

 

具体的なお茶の保存方法

未開封の場合

当園では遮光性の高いアルミ製の茶袋を密閉し、酸化防止のために窒素ガスを充填してから発送しています。

窒素充填された袋の中は、開封するまでは酸素による影響が受けにくい環境になっています。

そのまま長期保存が可能ですので、高温・多湿の環境を避け、温度変化の少ない冷暗所で保管してください。

 
【冷蔵庫・冷凍庫で保管する場合】

臭気の強いものと同じ庫内での保存は避け、結露を防ぐために大きな温度変化がないよう気を付けて保管してください。

開封時は冷たいまま封を切らず、必ず一度常温に戻し、袋の表面に湿気がないことを確認して開封してください。

 


開封後

開封後は密封性・遮光性の優れた容器に移してください。

おすすめは「内蓋付きの茶缶」です。

内蓋があることで密閉性が高まり、数週間~1ヶ月ほどの間、茶葉をおいしい状態に保ってくれます。

パッキンや内蓋のない茶筒は密閉性が低く、保存効果が下がります。

1~2週間で使い切る毎日飲む茶や、ティーバッグなどの保管におすすめです。

 


 

どうして茶缶がおすすめなの?

茶缶、特に内蓋付きの茶缶は、常温で保存する際に大切な「緑茶を長持ちさせるためのポイント」をしっかり満たしています。

スチール製で遮光性が高く、内部には特殊なコーティングがされているため、金属のニオイが茶葉に移らないように工夫されています。

もちろん、内蓋付きの茶缶でも開閉のたびに空気が入るため、完全に酸化を防ぐことはできません。

しかし、開封済みの茶袋をそのまま常温や冷蔵庫に保管するよりも、茶缶に移して保存したほうが、より長くおいしいお茶を楽しむことができます。

緑茶の香りと鮮度を守るためにも、お気に入りの茶缶を探してみませんか?

 

指さし サイズ別の茶缶・茶筒はこちら

 


 

茶缶に移した茶葉は、風通しの良い冷暗所で保管してください。

この場合の「風通しが良い」とは、外気によって室温が急激に変化しない場所を指します。

茶缶を冷蔵庫に入れて保管される場合は、「ニオイの吸着」と冷蔵庫から取り出す際の「温度差による缶内の結露」にご注意ください。

保存期間の目安としては、

  • 夏場は2週間~1ヶ月ほど

  • 冬場は1ヶ月前後

に使い切るのが理想です。

 

おわりに

大切なお茶を、最後までおいしく楽しむためには、保存方法がとても重要です。
少しの手間をかけるだけで、お茶の香りや風味を長く保つことができます。

ぜひ、毎日のティータイムに最適な保存法をお試しください。