今さら聞けないお茶のこと。知っているようで知らないお茶のことを分かりやすく解説!

静岡茶ってどんなお茶?

静岡の茶畑と富士山

静岡茶とは

静岡県内で生産された茶のことをいい、宇治茶、狭山茶と並ぶ「日本の三大銘茶」の一つに挙げられています。
静岡県は、お茶の生産が盛んな地域で、「お茶の三大産地」の一つにもなっています。
そして、あまり知られていませんが、静岡県は「玉露の三大産地」の一つでもあるのです。

    日本の三大銘茶

  1. 静岡茶
  2. 宇治茶
  3. 狭山茶
    お茶の三大産地

  1. 静岡県
  2. 鹿児島県
  3. 三重県
    玉露の三大産地

  1. 京都の宇治
  2. 福岡の八女
  3. 静岡の岡部朝比奈

※順不同

静岡抹茶 朝比奈

静岡抹茶「朝比奈」

静岡県藤枝市岡部町朝比奈地区は国内でも有数な上質茶の産地です

岡部町ってどんなところ?

岡部町は、静岡県の真ん中に位置し江戸時代には東海道五十三次の21番目の宿場町として栄えていました。
緑が町全体の80%をしめ、豊かな自然と朝比奈川、岡部川の清流が流れます。
晴れた日には標高500.98mの高草山から、駿河湾や伊豆半島、志太平野、富士山も望めます。
お茶の産地としても有名で、お茶を気軽に楽しむことが出来る施設「玉露の里」があるのも、この岡部町です。

静岡茶の特徴

蒸し時間の長い深蒸し茶が多く、濃い緑色と味わいが特徴。
地域ブランド茶が多く、それぞれ違った味わいが楽しめます。

地域ブランド茶

掛川茶、川根茶、本山茶、朝比奈(岡部茶)、天竜茶、富士茶、安倍茶、清水茶、ほか



川根茶 雅

川根茶「雅-みやび-」

川根は満天の星空と霧の郷

本山茶 匠

本山茶「匠-たくみ-」

徳川幕府に納められていた御用茶

※こちらでご案内した「川根茶」「本山茶」は浅むし茶です。

まとめ

 

静岡県は、「やぶきた」品種誕生の地として知られ、長い間日本のお茶業界をけん引してきました。
されど今や、茶の品種は百数十種類にも及び、年々新たな品種が登録され続けています。
ここ、静岡でも御多分に洩れず様々な品種が栽培されています。

 

お茶の味は、品種の違いはもちろんのこと、土、気温、環境、製法の違いによっても異なります。

そして、同じ茶葉でお茶を淹れても、急須の種類、茶葉の量、使う水と量、お湯の温度、抽出時間、いずれかが違っていても茶の味は変わります。
おいしいお茶を淹れ、飲むことが出来た一日は心も穏やかに過ごせるでしょう。
心が穏やかだから、おいしいお茶を淹れることが出来るのかもしれませんね。

急須で茶を淹れゆったり飲むこと多様な品種茶を楽しむことが貴方のライフスタイルに溶け込むことを願っています。